以前お話したこともある編み物の先生ですが→ http://blogs.yahoo.co.jp/yumimiko611/15916414.html
悪性リンパ腫の治療が通院となり 退院され、それから 早一ヶ月になろうとしています。
悪性リンパ腫の治療が通院となり 退院され、それから 早一ヶ月になろうとしています。
昨日 「遊びにおいで、編み物しにおいで~~」と久々に 電話がありました。
先生は若い頃から 人が大好きのようで 一人でいるのが寂しいのもあってか
先生の家には たいていどなたかが 来ていました。今もそうみたいです。
編み物教室の生徒さんは、今はほとんどいません。しかし元生徒さんたちが、先生の家に来ては
セーターを編みながら おしゃべりして、お茶して帰っていきます。それが先生の楽しみのようです。
私に「おいで~~」っと電話があるときは、元生徒さんたちが だれも来られなくて寂しい時です。
それがわかっているので、多少の用事があっても後回しにして行ってあげるようにしてます。
私の家が 先生の家まで歩いて1,2分の距離なので それが出来るのですが。
昨日はその電話がありました。
先生は抗がん剤の副作用のため髪の毛が抜けておられるので スカーフをかぶってらっしゃいました。
でもそのスカーフがとてもよく似合っていて、病人とは思えない感じでした。
もともとおしゃれな方、いつものように明るい色の手編みのセーターをきて、それに合わせるように
スカーフも選んでいるようでした。全く違和感がありませんでした。
以前よりは、少し痩せられていましたが、あとは全く以前とお変わりなく安心しました。
「昨日はね、お友達が来て、ワイワイ賑やかだったのよ~」と楽しげに話してくださいました。
「主人と私のお葬式はね、 家族葬にするようにしているのよ。8年前から積み立てているのよ。」
なんて話まで 明るく私に話します。そんな時 返事に困りますが、黙って聞いてます。
「カツラも作ったのよ~」と鏡の前でかぶって見せてくれたりも、それがまた似合うこと似合うこと。
この前向きさはどこから来るのだろう? 私が同じ立場だったらこんなにしていられるかしら?
いや、私だったら 多分人には絶対会いたくないと思うだろう~。
以前 90歳の働き者のご主人と若々しい先生のことを人生のお手本と書きましたが、
やっぱり 人生のよきお手本でした。
(写真は いつもの ななせ公園)