優しくなれる歌

 
             優しい歌  優しくなれる歌 

 
             いつだったか  友人から突然メールが来ました
 
            ラジオから 樋口了一『手紙』が流れてきて 泣いてしまったと
 
 
 
 
 
           
       手紙   ~親愛なる子供たちへ~
     
   年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても
   
   どうか そのままの私のことを 理解して欲しい
  
   私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
   
  あなたにいろんなことを教えたように 見守って欲しい
   
  あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても
   
  その結末を どうかさえぎらずにうなずいて欲しい
   
  あなたにせがまれて 繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は
   
  いつも同じでも 私の心を平和にしてくれた
 
 
      悲しいことではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと
      
      励ましのまなざしを 向けて欲しい
   
 
  楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
  
  お風呂に入るのをいやがるときには 思い出してほしい
   
  あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
  
  いやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを
                   
 
        悲しいことではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
       
        祝福の祈りを捧げて欲しい
    
 
    いずれ歯も弱り 飲み込む事さえできなくなるかも知れない
    
   足も衰えて立ち上がることすら 出来なくなったなら
   
    あなたが か弱い足で立ち上がろうと 私に助けを求めたように
    
    よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい
    
    私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい
    
    あなたを抱きしめる力がないのを知るのは つらい事だけど
    
    私を理解してささえてくれる心だけを 持っていて欲しい
   
    きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです
  
    あなたの人生の始まりに 私がしっかりと付き添ったように
    
    私の人生の終わりに 少しだけ付き添って欲しい
   
    あなたが生まれてくれたことで 私がうけた多くの喜びと
   
    あなたに対する変わらぬ愛を持って 笑顔で答えたい
  
    私の子供たちへ
    愛する子供たちへ
 
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         樋口了一さんと言えば 数年前 ゴスペルのライブで
         JOYの人たちと 『喜びの歌』 を歌った方
         その時に 私も 樋口了一さんという人に興味を持ち
         『手紙』 という歌を初めて知りました。
         友達同様 その時私もその歌詞に 泣いてしまったことを
         思い出します。
         今回また あらためて聴いてまた泣いてしまいました。
 
 
         このCDを 息子さんたちに送ったというお友達もいます。
        他にも親からこのCDを受け取ったという
        小さいお子さんを持つ息子さんは
        そんな親に向けてこんなコメントを書いてました。
        『大丈夫 あなたは私をしっかり育ててくれました』
        そんなコメントを見てまた泣いてしまいました。
 
        最近テレビを見ていても すぐに泣いてしまう私です
        年のせいもあるのかな?