別れ

  たくさんの方々に見送られて

         23日 父が大分へ旅立つ日です。
        
        兄夫婦は 先に羽田に行っており 
        父と私が二人で羽田に向かっていました。
  
       父は 羽田まで行く京浜急行の中で 
       たくさんのことを思い出したのでしょう
      電車が駅に止まるたびに 思い出を 口にしながら 
      『さよなら~~』と駅にむかって手を振っていました。
      
      見ると 目には涙がたまっていました。
     『誰にも言うなよ~~』と 恥ずかしそうにしていました。
  
 
        そしてまた羽田空港には たくさんの方々が 
       お見送りに来てくださいました。
       
      東京に住む父の妹である叔母の家族も来てくれ 
      一緒に最後のランチをしました。
      
      両親を早く亡くした兄妹(父と叔母)です。     
      叔母にとって 父が親代わりでした。
      なのでたった一人の兄である父が 九州に行ってしまう 
      もしかしてもう二度と会えないかもしれない 
      そう思っているようでした。
      最後の最後まで 叔母の目は 涙でいっぱいでした。
 
 
       今は 父は戸惑いながらも 
      大分での生活に慣れようと頑張っているようです。
     昨日は公民館に行 き囲碁クラブの入会をしてきました。
     もう少ししたらまた短歌も始めたいと言っています。
     父の笑顔をたくさん見られるように 
      私も応援したいと思っています。