編んでいてよかった

      花も木も 生き生き  

 
        春分の日
      主人の実家とお墓参りに行ってきました。
 
   
 
庭にはきれいなボケの花が咲いていました      
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        色鮮やかな新緑  きれいですよね  
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        ご主人様のいない 寂しい家ですが 
        花木は今年もきれいに花を咲かせています。 
 
 
       義両親がこの家に住まなくなってから 家の中に入る時は 
       玄関からではなくて 義父が絵を書いていたアトリエ?
       らしきところからいつも入ります。
       そこには 美術の教師をしていた義父の作品が
       雑然と置かれてあります。
 
 
 
   この絵は主人がモデル こんなに可愛いい時もあったのね。
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            ヘアバンドの女性は 主人の従兄妹
          私のワンピースを着てます。懐かしい!!
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          後方のメガネの女性は間違いなく義母
         義母をモデルにした絵が多かったので
         前方の絵も義母かもしれませんね 
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        ご主人様のいない家に行くたびに
        とても寂しい思いをしていたのですが
        今回はなぜか いつもの寂しさはありませんでした。
 
        門扉を開くと どこからか 「ゆみみこさ~~ん」って言う
        元気な明るい義母の声が 聞こえてきたからでしょうか。。。
 
        義母の声とともに 昔の出来事が私の頭を駆け巡りました。
 
        
         生前 よく義母は私に頼み事をしました。
        「えっ~~~それやりたくないな~!!」って思ったことが
        一つだけありました。 もう20年くらい前のことです。。。
       
        
 
        当時 編み物が趣味だった私は 「母の日」には 
        夏糸やら 毛糸で 何枚か義母に手編みのセーター
        カーディガン、ベストなどをプレゼントしていました。
        
        
 
 
        ある日 義母が真面目な顔をして私に言ってきたのです。
        「ゆみみこさん、父さんがね 『俺には編んでくれんのう』って
         ひがむから 一枚父さんに編んでくれない?」 と。。。。
 
       
 
        編んであげればいいじゃないと思う方がいると思いますが
        義母は体がとても小さいので楽なのですが、それとは反対に
        義父は体が大きくて~~想像するだけで肩がこりそうでした             
 
        しかし断ることも出来ず 何ヶ月かかかって大きな大きな
        セーターをなんとか一枚編み上げました。 
        
       
 
 
        それを喜んでくれたどうかは当時のことは覚えてませんが
        今年の2月 娘たちと義父のお見舞いに行った時に
        私が編んだそのセーターを義父が着てくれていました。
        20年も前のセーターを。。。
        それを見た瞬間 あの時頑張って編みあげてよかったなあ
        と心から思いました 
        今は編み上げる根気すらありませんから