紙で出来ているペンギンの人形。最近デパートでもよく見る。大分の方が作られているようだ。
くわしくは→http://www.d-torso.jp/fs/akico/c/gr36
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スポーツクラブのプールでのこと。
私がプールでウォーキングをしていると 男子の更衣室のほうから
70代くらいのおじいちゃんが水着姿で出てこられた。
右手には杖を持っている。足がご不自由なんだろう。歩く姿は危なげだ。
私たちのように ウォーキングするのかしら?大丈夫かな?なんて思っていると
そのお爺ちゃん スイムコースのほうへと向かってゆっくりゆっくり歩いていった。
えっ?どこまで行くの? とおじいちゃんの姿をずっと目で追っていくと
突然杖を置き プールに入った。そしていきなりクロールで泳ぎだしたのだ。
25m見事に泳いだ。すごかった。泳いだ後もそばにいた顔見知りの方と笑顔でお話している。
私はその光景に ただただびっくりするばかりだった。
私が必死でアクアダンベルを30分やっている間も スイムコースで泳いでいるようだった。
その杖のお爺ちゃんがプールから出てこられて足を引きずりながら
寝そべるように ジャグジーに入ってこられた。その姿は痛々しかった。
けれど、お顔はにこやかで やさしく ほっとした。
足が悪くても、プールで頑張っているおじいちゃんの姿を見て感動した。
膝が痛い、腕が痛い 肩が痛い だなんていつも言ってばかりの私が情けなく思えた。
写真 大分空港に飾られているペンギン